芽室町毛根の開拓碑

石碑等(開拓記念碑)

令和6年(2024)1月27日(土)河西郡芽室町毛根北5線

 清水町に用事を足した後、国道の一本北側の道道75号線を通ると各地区の開拓の石碑を発見。最初は毛根地区。一つ目は百年記念碑で平成8年に建てられた説明碑があった。隣の石碑は文字が不明であるが、隣の碑文は明確に読めたので転載。

【毛根開拓百年記念碑】
 明治二十九年 十勝原野の植民地解除にともない北方開拓の雄図を胸に当地に入植 自給自足の粗食と厳寒風との闘い難渋する開墾の最中 毛根地域基本財産の育成と積立が実践され 文化の礎として学校建築 神社建立等がなされ幾多の災害を克服し沃土を築く 遠く百年 営々開墾に従事した先人の力強い開拓魂は後世に継承され光輝の未来を創造する豊かな郷土毛根の地は今尚飛躍を続ける ここに多くの開拓先人の尊い偉業を称え頌徳するため永遠に顕彰し愛する郷土の限りない繁栄を祈念して辞を刻しこの碑を建立す 平成八年十一月吉日 毛根開拓百年記念協賛会

【大正五年の碑文】
 碑文 十勝国河西郡芽室村於我河西支庁管内為優良村就中毛根芽室太両地雖曰在村乃北部北遶高丘南控平野地沃民豊風俗亦醇厚為他所推賞焉聞明治二十九年長野石川両県民九戸移住干此地為嚆矢云当時密林蔽天荊棘鎖地而自奮励従墾余曰乃業爾来数年移民四集今至民家八十一戸耕地八百町歩可謂亦盛矣哉而創業以来実二十年干茲矣乃有志相謀醇資致力将建碑以為記念併記其来由伝之後昆需文於余余元不嫻文字固辞不聴即叙其略以興之云 大正五年四月 北海道河西支庁長従七位 横瀬農夫也題竝撰

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