円山「山の神」

山登り

令和4年(2022)1月30日(日)荒井山(185m) 円山(225m)、円山「山の神」

 今年の冬は、ウインタースポーツとしてスノーボードを再開したのですが、SNSには、何故か投稿できないでいましたが、やはり走ると投稿したくなります。今日は晴天に誘われ近所の低山冬山ランに出かけたが、数多くの発見があった。
 まずは大倉山シャンツェから荒井山に登る。夏はマムシ注意の看板がありこのルートは怖くて通れないが冬は安心だ。また夏道とは異なる踏み跡があり、夏には気が付かなかった東屋もしくは見張り小屋の残骸らしき建物を見つける。
 あっという間に荒井山頂上に。以前にはなかった小さい山頂看板があった。 山頂から真っすぐ尾根沿いに踏み跡が続いており、少し下がると荒井山シャンツェだった。今日は誰も使っていないので、ジャンプ台の横を降りる。いつもながら、よくこんな斜度を飛び降りるものだと感心する。
 荒井山から円山へ。動物園コースから山頂に辿り着く。山頂には雪だるまがあった。山頂手前に「山神」碑があるので、由来等を投稿させていただきます。

【山神】碑
 碑の正面には「山神」と刻まれており、その横には「明治五年十二月」と刻まれている。
そして台座の正面には、「山神碑八十三周年再建 発見者 須藤與八 発起人 (13人の氏名と2つの団体名) 世話人 (3人の氏名) 昭和三十ニ年九月十ニ日」と刻まれている。
 明治5年によくこんな岩を山頂に引き上げたのかと感心して、「歴史のあしあと・札幌の碑」さんのサイトを見ると、以下のような由来があったので、転載させていただく。
「円山の山頂には良石があり、現在もその岩肌が露出しています。開拓当初は円山から石材が産出され、石山で札幌軟石の採掘が盛んになるまで、建物の基礎などに用いられていました。その当時の石工たちが、作業の安全を祈願して作ったのがこの「山神」であると言われています。ところが、山頂に鎮座させる作業を半ばにして石工たちが本州に引き揚げてしまったことから、この石碑は山頂に埋もれた状態となってしまい、昭和21年に発見者である須藤氏がこの碑を見つけるまで放置されたっまでした。発見してしばらくは須藤氏が仮安置してお参りを続けていましたが、その後、関係者によって円山山頂に祀られることになりました。」

 円山山頂から下山しようとすると、山頂から南西方面にスノーシューやツボ足の踏み跡があった。円山はもう何十回登っているが、これは新ルートを降りれると思い、下ることにする。スノトレなので、たまにずぼっと靴が埋まるが、淡々と下っていくと、円山の南西方向、住所でいうと二子山、地蔵寺の山側に辿り着いた。

 近場の二つの低山であるが、新たな発見があり、大満足の低山ランであった。

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