札幌市南区の庚申塚

石碑等(開拓記念碑)

令和3年(2021)9月25日(土)

庚申塚(札幌市南区藤野5条5丁目)
 
 藤野の山々を登って帰る途中で、庚申塚を見つけた。説明板もある。吉方を訪問すると思いがけない発見があるものだ。

【庚申塚のいわれ】
 庚申塚は青面金剛を祀ったものでもろもろの悪霊から人々を守護する神といわれています。
 また、別に猿田彦の神を祀った塚もあると言われています。此の庚申塚は大正七年南部地方より藤野に入植した八重樫金助ほか十三名の方々により建立されたものです。入植当時は医療施設など無いので病気や災害からのがれたいとの願いから建立されたものと考えられたものと考えられます。
 当初この庚申塚は現在の藤野自治会館前の国道添いに建立されたが時代の変遷にともない昭和五十六年に現在地に三度目の移転をしたものです。
 昭和五十八年藤野開基百年を迎えるに当たり開拓時代の先人の労苦を偲び昭和五十四年より藤野庚申塚保存会により秋の庚申の日(かのえさる)に年に一度お祭りを行い開拓の先人が残した文化遺産として大切に保存していくことになっております。
 平成七年九月二十八日  表示板風化につき取替
                         藤野庚申塚保存会

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