雄別炭鉱記念碑

廃線・廃駅

令和5年(2023)8月19日(土) 釧路市阿寒区雄別地区

雄別地区を初めて訪問してみた。釧路市阿寒から雄別への道を走り、人家が無くなり、森が鬱蒼としてくると、その碑はあった。

【雄別炭鉱記念碑】・・・(表面)標題の通り。左下に「芳野雲泉謹書」と記載され、裏面は次のとおり刻まれている。「雄別炭鉱は大正九年に開発され半世紀にわたり日本有数の炭鉱として最盛期には三千有余の従業員と二千五百戸の炭住街を擁し年間六十万トンの生産を誇り 道東経済の中心的役割を果たし産業振興地域発展に寄与した功績は大であった 然るに昭和三十年代末期よりエネルギー革命により石炭経済は斜陽化し 企業合理化も存続運動もその効果なく 昭和四十五年二月 閉山の悲運に至った 閉山十周年に当たり 全国各地に散った同志相謀り 五十年の歴史を後世に伝え 殉職者の冥福を祈って記念碑の建立を計画し阿寒町始め多くの関係諸氏の協力によってこれが達成をみる ここに五十年の栄光と忘れえぬ思い出の数々をこの碑に託す 昭和五十五年八月十五日 雄別炭鉱記念碑建設期成会」碑の基礎には協賛者の名が刻まれていた。

 碑があった少し下の方には、「雄鉄バス停留所組合前」と「安全生産」の看板が残されていた。

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