勢雄遺跡

説明板

令和6年(2024)6月22日(土) 更別村勢雄地区

 畑の中に説明板を見つけた。

【勢雄遺跡】(説明板概要)
 勢雄遺跡は約2万年間の先土器時代の遺跡。昭和50年10月宮本田雄氏所有の畑地で土砂採取中に発見。農地基盤整備によって破壊されるため、昭和51年5月帯広畜産大学、筑波大学、道教委等の緊急発掘調査を実施。約508㎡が発掘され、黒曜石、頁岩で造った石器、フレークなど約千点の遺物、住居址と思われる配石遺構も見つかった。土葬断面中には周氷河現象が観察され、非常に寒冷な気候であったことが推測。当時の人々は厳しい自然環境の下、マンモス・ヘラジカ・野牛などの野生動物を追い求め狩猟採取生活に終始。その子との北海道は大陸、樺太と陸続きだったので北方大陸の影響を直接受け、東北アジア一体と同系列の文化圏を形成。いまのところ北海道最古の遺跡であるが、遺跡は平坦化され原形をとどめていない。

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