青山の心永遠に

石碑等(開拓記念碑)

令和7年(2025)1月吉日 北海道中川郡池田町青山302

 いつも通っている道東道池田インターの近くの青山地区に寄ってみると、青山小学校の跡地に石碑が建っていた。青山小学校閉校記念と青山地区開拓百年記念碑だった。

【青山の心 永遠に】
 黒御影石に上記のとおり刻まれ、その上に「平成七年三月」、その下に「池田町大石和也」と添えられ、台座は二段になっていて、上の方に「青山小学校閉校記念」と「青山地区開拓百年記念」が刻まれ、その下に校歌が刻まれていた。
 裏面には「閉校・開拓百年に偲う」と刻まれ、開拓の歴史が刻まれていた。ここでは開拓の歴史のみを抜粋する。「明治二十九年、福井県より青山奥左衛門氏外三十名の青山団体入植。明治三十年、田中与兵衛氏外十名が信取に入植。この時より百年、うっそうとした原始林に闘いをいどんてきた先人達。青山の地にどっかと腰を下し、幾多の苦難を乗越えて開拓を進めてきた。明治三十一年、利別川の氾濫で大水害となる。明治三十二年、青山奥左衛門氏が稲作試作する。風雪の中で築き上げてきた尊い伝統の教育・文化・産業、とっくに水稲を北限地帯に上昇させ、青山の基幹産業とした足跡の偉大さ、生活苦の中での子弟の教育に力を入れた先人達の勇気と努力に頭の下がる思いである。(略)平成七年、青山小学校閉校、青山地区開拓百年記念式典が挙行される。開校以来九十三年、開拓以来百年。今やその汗の結晶が人類安住の地として輝いている青山の大地と恵まれた文化を守り育てながら、更成発展を願い記念碑に「青山の心 永遠に」と刻む。平成七年三月三十一日 (略)」

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