円山【補陀洛山(ふだらくやま)】

山登り

令和2年(2020)10月25日(日)約11km 1時間40分

岩内道の駅~円山(補陀落山)~道の駅

最近、土日も仕事等で旅ランニングができていなかったが、今日は時間ができ、雨予報であるが、以前より訪問したかった岩内の霊山「円山」に走って登ることに。
 岩内の道の駅に車を停めて走り始める。金比羅神社に到着。この神社は港町に多いが、由緒を見ると明治4年に淡路島の稲田家の藩士が北海道開拓に上陸した際に建立したと書いてある。岩内も古い歴史がある。
 円山は岩内スキー場の手前にあるが、走っていくと入り口が見えてきた。登山道入り口には仏像がたくさんあり、少し字がぼやけて見えないが、説明板がある。

【補陀洛山、通称「円山」】の説明板
 補陀洛山は霊場として知られ信仰の対象として六角堂が建設されているほか、現在三十三体の観音様と数多くの石仏が安置されています。またこの近隣は長い年月の間自然の状態が保たれており200種類を超える樹種や草本が残されている貴重な地域であります。
 円山聖観世音菩薩の由来
 円山聖観世音菩薩(通称円山観世音)は二代目の梅沢一太郎、イツ夫妻が生来身体が弱かったので、同病の人を救い、広く世の人に礼拝して戴こうとする発願により、時の全修寺住職泉孝全氏の尽力のもとに、衆生縁の深い観音様が建立されたものを現在でも幾多の人々に慈悲と希望を施し依然として信仰の本山となっています。
 この円山観音は全修寺五世泉孝全氏の「岩内円山補陀洛山略沿草」によれば大正三年九月に尊像の基台選定され、この選定に当たり他の土地より台座を持ってくる事を終始反対し岩内山麓の安山岩を使用し、同年十月小樽市の仏師石崎喜作氏の手により三十三体の尊像が完成させられたものと言われております。岩内町商工観光課

 登山道は落葉で埋め尽くされ、途中数体の仏像があった。頂上へは約10分ほどで到着。頂上からは眼下に岩内の市街、泊の原発、共和の田園地帯、そして日本海が一望に見渡せる。そして後ろを見渡すと岩内岳である。また頂上には一番大きな仏像があった。頂上で少し佇んで、下山する。
 途中、高島旅館の向かいに水上勉・窪嶋誠一郎氏の三行詩の碑があった。
 ・ 「核」を
 ・ 絵筆で塗りつぶせ
 ・ ペンで書きあらためよ
 この石碑から樹間を通して泊原発が見える。
 そして、さらに降りていくと、円山ヒーリングファームというダチョウを飼っている農場があり、ダチョウを見学することができた。
 途中、田園地帯を通ると庚申塔を発見。大正3年建立と記載されている。岩内で歴史を堪能でき、天気は悪かったが満足のランニングであった。

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