北村土地改良区記念碑等

産業遺産

令和6年(2024)5月11日(土) 岩見沢市北村幌達布

 北村でのランニングを終え、札幌に戻る途中、幌達布で土地改良区関連の記念碑とポンプを発見。

【北村土地改良区記念碑】
 北村土地改良区は、昭和26年5月31日北新第一号を以て認可され設立した。川崎栄作選ばれて初代理事長になり期成会時代からの困難な問題を処理す。次で昭和28年四月専務理事本間兵蔵が二代理事長に就任す。石狩川本流大揚水機場を設けその大きさは千四百馬力、昭和29年度から揚水を開始、水田経営の第一歩印す。この秋大冷害凶作となり、対策陳情の為上京の途次青函連絡船洞爺丸転覆に遭難殉職す。この9月29日本間兵蔵の霊昇天す。齢47歳追悼に堪えず。昭和29年11月総代制を定め40名当選、星野秀夫三代理事長に就任し、昭和52年3月迄約23年間にわたりよくその責を果
す。創立時川崎栄作・本間兵臓・松崎竜英・河野為次郎・高田助冶・長谷川安太郎等は組合員に率先して事業を起こし、職員船本孝雄・佐久間利幹・金田秀夫らこれを援けて完遂をはかる。役員総代水利委員支線長職員一致団結の気風は実を結びかっての未懇地原野は今では10アール当たり玄米九俵平均を生産する美田となり日本の食糧基地として万全の態勢を造った。長い間の苦難と闘いながら財政も組合員の理解のもとに健全化したのである。昭和52年4月北海土地改良区と合併することになり創立26ヶ年の歴史を閉じて発展解散をする運びとなった。昭和52年6月12日

【幌達布揚水機第三号機】
この喞筒は、昭和31年竣功以来、昭和56年、道営灌漑排水事業北村第二地区より新機場完成を見て、24年間の大役を終えた北村南分水区の恩機として、これを後世に残し今後の発展を祈念するものである。幌達布揚水機場に 4 機設置したうちの最大口径を誇った第三号機である。

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