落石フットパス

その他旧街道・旧道

平成30年(2018)4月8日(日)

 根室市浜松海岸駐車公園~落石市街~(落石フットパス)~アフラモイチャシ跡~落石岬~落石灯台~落石岬湿原~駐車公園 18.8km 2時間52分

 根室には珍しく晴れの天気であり、朝から走りに行きたかったが、午前中は種々の用事があり、午後から近場の落石フットパスに走りに行くことにする。
 落石方面まで車を走らせ、大きな風車の麓、浜松集落の手前に駐車場があったので、駐車して走り始める。
 後ろには風車とユルリ・モユルリ島、左手には雄大な海岸と海が見えていたが、そこはフットパスの出発地の落石駅まで、まだ2kmも手前であり、フットパスのマップ上のスタート地点である落石駅まではなかなか着かなかった。
 ようやく落石市街に到着する。住宅のほか、神社やお寺が立ち並ぶ。マップを見ると昔の地名では「駅逓前」になっている。坂を下りると、漁協の裏手に商店がある十字路を右折し、すぐに左折して岬の高台に登っていき、ゲートを過ぎると旧落石無線電信局(池田良二スタジオ)に到着。

※フットパスマップから転載
【旧落石無線電信局】
 1908(明治41年)年、北米航路の要衝として船舶や航空機と無線電信を行うため設置。千島、樺太、カムチャッカの陸上局と通信業務を行っていた。1929年に世界一周中のドイツ飛行船ツエペリン伯号の無線を受信、アメリカのリンドバーグ号(1931年)の北太平洋横断の際も、無線誘導により濃霧中を根室港に着水させる偉業も行っている。この施設は昭和41年に終了したが、この建物を昭和60年に銅版画家の池田良二・武蔵野美術大学教授が改修し、スタジオとして利用している。

 そこから右手の笹原の草原に向かう。マップではしばらく走り、右手の車の踏み跡を辿ると、根室チャシ跡群24か所のうちの一つの「アフラモイチャシ跡」のはずだが、ただ単なる笹原でよくわからない。迷ったら困るので引き返して元の道に戻り、しばらく走ると無人大気観測施設を過ぎると本来のの落石岬に到着する。天気は比較的平穏だが、この場所だけ波が岬にぶつかり激しい景観となっている。これが悪天候の時だったらすごいだろうと思いながら、灯台方面に向かう。ここからは沢を降りたり登ったりのアップダウンを繰り返すが、シカの大群、おそらく30頭以上もの大群に出くわした。この辺は禁漁区なのか、人間を恐れない。
 しばらくして落石岬灯台に到着。現在の建物ではないと思うが、設置は1890年(明治23年)というから古い。ここからアカエゾマツが生える湿原に入り、ここを抜けるとゲートに戻る。
 ここから潮風ロードを通って、駐車公園に戻る。なんだかんだ言って19km近くも距離があり、結構疲れた。 

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