上田市・別所温泉

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上田市・別所温泉

 令和元年(2019)10月18日(金) 3.5km 37分
 
 長野2日目は、小諸で墓じまいの後上田の別所温泉に向かう。しかし、しなの鉄道は台風被害により田中までしか動いていない。仕方なくタクシーで上田に向かう。途中、タクシーの運転手に海野宿に立ち寄る。ここもなかなか歴史を感じる。今度また来たいものだ。
 上田城を散策後、別所温泉に上田電鉄でむかおうとしたが、千曲川の橋が崩壊して、下之郷までバス代替だという。下之郷からようやく電車に乗り別所温泉に到着。宿は中松屋旅館。着くなり気立ての良い女中さんが迎えに来てくれて部屋まで案内してくれたが、あとでわかったが女将だった。ここの宿は江戸時代享保年間、八代将軍吉宗の頃の創業で女将は九代目というから古い。女将曰く北海道からキャンセルもせずようこそ。7割がキャンしており大変ありがたい、とのこと。着いて雨が降っているが、まだ4時くらいで明るいので走って散策に出かける。
 宿の向かいに慈覚大師の湯があった。平安時代からある温泉。ここは真田幸村も入りにきたそうだ。そしてその後ろの北向観音にお参り。ここも天長2年(825年)比叡山延暦寺座主慈覚大師円仁による開創。ここの観音様は北を向いているそうだが、珍しいそうだ。
 次に安楽寺に向かう。鎌倉時代の創建で、わが国最古の禅宗様建築だそうだ。お寺の本堂の裏の山の上の八角三重塔は、日本でここにしかないに参拝する。少し暗くてよくわからないが、歴史の重みを感じる。お寺の次に駅方面に走ると将軍塚があった。将軍塚は、古墳時代後期に作られたこの地方の有力豪族の墓だそうだ。言い伝えによると、「冷泉天皇の御世の安和2年(969年平安時代)信州戸隠山に「紅葉」と名乗る鬼女が住み、妖術を使って近隣を荒らし住民を苦しめていたのでこれを平定するため詔を奉じて北向観音に参籠祈願ののち首尾よく鬼女を討ち滅ぼした余吾将軍平維茂の塚だそうだ。暗くてよくわからないが、写真に収めて宿に戻る。

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